ヒキコマ歴史クラブ活動 NO.15
9月6日(火)天気に恵まれたが、暑かった。9:00に東武東上線若葉駅に集合し、東上線、西武新宿線を乗り継ぎ、狭山市駅からバスで稲荷山公園下車徒歩5分で、目的地の「狭山市博物館」へ到着した。
博物館の職員から、展示のポイントの説明を受け、2階の常設展示室へ
この博物館の展示ポイントは、①250~70万年前に生息していた日本固有種のアケボノゾウの骨格化石が発見されたこと ②縄文時代から人の営みが行なわれていたこと ③明治になり馬車鉄道が入間川-狭山ー飯能の間を走ったこと とのこと
アケボノノゾウ:
近畿地方での発見が最も多く、東は関東地方から、西は北部九州まで分布しています。
約250万年前~70万年前頃に生息していたと考えられていて、ナウマンゾウ(今から約30万年前~1万5千年前頃)やマンモスゾウ(今から約6万年前~2万年前頃)に比べると、小型ですが、年代的には、かなり古い時代の象です。
アケボノゾウの祖先は、今から約500万年前~300万年前頃に、中国で生息していたツダンスキーゾウや黄河象(コウガゾウ)の仲間であるミエゾウ(シンシュウゾウ)であると推定されています。 ミエゾウは、体高(肩までの高さ)が3.8メートルをこえる大型の象ですが、その後、日本が大陸から分かれて島となり、日本列島に取り残されたミエゾウが、狭い日本の環境に適応するために、小型化して、アケボノゾウとなったと考えられています。
入間馬車鉄道:
1901.05.10(明治34) 入間馬車鉄道は、入間川町~飯能町間開業
1917.12.10(大正06) 入間川町~飯能町間全線廃止
開業時には客車6両貨車8両を設備して、1日15往復程度の運行とし、概ね川越鉄道の発着に合わせた。使用した客車は1頭挽き、およそ10人~15人乗りで、乗務員は御者と車掌各1名で、入間川の架橋を渡るときは、車掌が降りて馬の轡とり、暴走に備えた。
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