第8回 ヒキコマ歴史クラブ活動
入間市博物館(ALIT)見学
12月8日入間市博物館の特別展「板碑で読み解く武士と寺院」の見学を行った。
行きは東武東上線若葉駅で川越まで行き、JR川越線・八高線で箱根ヶ崎下車、タクシーで入間市博物館へ
学芸員の小田部家秀さんに特別展を案内してもらいながら、板碑の解説をしていただきました。今まで板碑はいくつも見てきたのですが、その発生や書かれた内容など、初心者にもわかり易く話していただいたので、理解が進みました。
解説ガイドブックから板碑の豆知識を
板碑:
石造の卒塔婆で、1200年~1600年の間に造られたもので、江戸時代には姿を消した。埼玉県で多くみられる板碑は、小川町、長瀞町などで産出される緑泥片岩でつくられ、梵字や画像で仏を表現している。
阿弥陀信仰の広がりと板碑
戦乱続く時代を背景に、末法の世では阿弥陀仏にすがって極楽往生を願う浄土教が広まり、板碑も盛んに造立された。
武蔵武士と板碑
入間市域は武蔵七党の内、「丹党」「村山党」の領地となっていて、400基の板碑が確認されている。秩父山地の緑泥片岩と武蔵武士という、需要と供給を満たす条件が揃っている埼玉県は日本一の板碑大国となっている。
中世寺院と板碑
入間市高倉の高倉寺(こうそうじ)
飯能市の長念寺
ときがわ町の慈光寺
東松山市の妙正寺
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